悪魔城ドラキュラ 闇の呪印感想no.9(改訂版)

無間回廊に着くと、確かに異次元って感じの妙な場所です。けど、そんな心が揺らぐ程イヤンな場所 じゃないですよ?いるだけで体力削られるとかも無いし、むしろかなり好きな部類に入る風景 なんですが。あ、もしかして、ラルフの方が苦手とか?だからあそこでお留守番ですか?……いや、そんな訳無いよね。

その事はまあいいんですが、ここの敵は結構強いです。大量に出て来るし。けど、そんな難しいとかって言うのは 無いです。でも、飛行タイプIDの滑空LV2を使ったり、魔法使いタイプIDの時間停止を使わないと 進めない場所があるのは個人的に嬉しかったです。そうそう、こういうのがもっと欲しいのよ。今までに 精錬したID達の能力を使わないと進めない様な仕掛けが!ここは、久しぶりに楽しかったです。

最奥部のボス部屋に行くと、デュラハンと戦う事になります。ですが、こんな後半のボスにしては あまり強く無いです。いやはや珍しい事もあるもんだ。けど、アイザックは?と思いながら倒すと、 その部屋にあった魔法陣?がいきなり光りだし、しかも地響きまでしてきます。その 異変に対してヘクターはドラキュラ城の復活を感じとった様です。

場面変わって、ラルフが無間回廊への入り口を開いた部屋に。そこでももの凄い地響きが起こって いて、やはりラルフもドラキュラ城の復活を感じ取ってました。  と、その時いきなりラルフの左胸にナイフが!そして、ラルフを刺したのは……なんと無間回廊にいると 思われていたアイザック!無間回廊でドラキュラ城の復活をしようとしてたはずの彼が何故ここに? そして、彼がここにいるのに何故ドラキュラ城は復活しようとしてるのか?

……ラルフはあえてヘクターには話さなかったようですがドラキュラ城は(例の魔法陣?に)魔力を 注がなければ復活出来ないそうです。ですが、ヘクターはそれを知らない。知らないから魔法陣に魔力が 注がれる事は無い。だから、ラルフの考えでは城の復活はありえない……はずだったのですが、アイザック 曰く、悪魔精錬士の魔力と言うのはもの凄い物らしく、戦いで発する魔力でも復活には十分な量だそうで。 そして、ヘクターはその魔力を注いではいけない魔法陣のそばで戦ってしまった訳です。

ラルフが用意した(会話から察するに、デュラハンはラルフが用意したみたいです)その魔法陣を 守っていたデュラハンと。本来なら、ドラキュラ城の復活を阻止するべきものだったのが、すべて裏目に 出てしまった訳です。この事にショックを受けるラルフからナイフを引き抜き、アイザックはこの場から立ち去ります。

ああ、そういえばここの場面でアイザックがラルフにキスします。後ろ頭に。ただ、私はこの手の趣味 は無いのでこれに関しては「アイザックの変態め」という感想しか持ちませんでした。……本音を言うとこういうのはやめて欲しかったかも。

さて、無間回廊でアイザックの罠に嵌って、城を復活させてしまったヘクター。このイベントの後、 モータヴィア水道橋の今まで水が張ってて先に進めなかったマップに移動します。そこには、復活した ドラキュラ城が建ってます。ここでまたイベントがあります。ヘクターは、ドラキュラ城を見上げながら 後から来たジュリアに「自分の所為で城を復活させてしまった事」を告白します。おそらく自分の持つ 魔力の事や封印の仕組み等で「自分が復活させた」と推測したんだと思いますが、ここのシーンは結構 痛々しいです。ですが、「(この城は)魔力で復活したというのなら、(尋常じゃ無い)魔力を持つ自分 にならなんとか対処出来るかもしれない」と言う事に気付き、ドラキュラ城に侵入して何とかしてみようと言う事に。

で、この時ラルフに協力を仰ぐ事を思いつくのですが、彼はアイザックに刺されてとても動けない。 なんとか命は取り留めたけど、生きてるのが不思議な状態だと言う事をジュリアから聞かされます。 つか、ジュリアあそこまでいったのか。バルジッド山脈のあの店からは結構遠いのに。まあ、あの場所で なにか異変があったっぽいからとりあえず見に行ったんだと思いますが。でも、よく生きてたよなあ。 まあ、これには運もあるでしょうが。

と言う訳で、IDはいるものの孤軍奮闘を余儀なくされるヘクター。でも、愚痴ってても仕方ありません。 こうしてる間にもドラキュラの呪いはどんどん溢れ出してるのだから。そして、ジュリアは「悪魔精錬士は ドラキュラの呪いを受け易いから気をつけて。そんな復讐(呪いに支配されるがままの復讐なんて)は彼女 だって望んでない」と助言してくれます。?なんかここ引っかかるな。後で何かあるんでしょうか?

……って、それよりなんであんたがロザリーの事知ってるんだ!?お兄ちゃんに聞いたのか!?自分で 調べたのか!?しかし、それに関しては答えてくれませんでした。つかヘクターも聞かなかったし。 ……って、聞けよ!!なんか、別の意味で嫌な予感がするのは気のせい? ひとまず、ここでジュリアは退場。ヘクターは意を決して城の再封印をしに行く事に。

というわけで、今度はドラキュラ城内部の感想です。ちなみにどういう理由かは分かりませんが、 ドラキュラ城は3つのマップに分かれてます。ここは、まず入る時に格闘タイプIDの怪力が必要に なります。また、道中で飛行タイプIDの滑空、デビルタイプIDの魔法陣が必要になります。(魔法使い タイプIDの時間停止は特に必要なし。)このIDの能力を駆使する部分は結構「おお!」と思いました。 ですが。それ以外の所はハッキリ言って今まで以上に

平坦で、単純で、おなじ様な背景の繰り返しです。

特に最後の方、ドラキュラ城2番目のマップ3階〜7階あたりは大部屋→通路→大部屋→通路の繰り返し なので、ハッキリ言って飽きます。つか、余りに変化のない背景が故に何度マップを参照した事か。 ドラキュラ城って、こんなだったっけ?もっと変化やしかけに富んだ城だったはずだけど?  まあ、なんだかんだ言ってもドラキュラ城は最終ダンジョンなんだから、もうちょっと頑張って 欲しかったです。つか、もしかしてマップ作った人が力尽きて、それでこんなのになっちゃったのか? って思ったよ。

ちなみに、敵はかなり強くなってます。さすがに最後と言うだけあって。ですが、雑魚は雑魚なので 落ち着いて戦えば全て対処出来るはず。