悪魔城ドラキュラ 闇の呪印感想no.7(改訂版)

今回はエネオマイオスの機械塔です。このダンジョンは他の所とは少し違い、多少凝った仕掛けが あります。今まで遊んだ中では一番楽しいダンジョンですね。(というより、他の所が単調過ぎた様な 気が)上るのに時間制限のある階段とか、(ちなみにこれは魔法使いタイプのIDの時間停止を使えば 上りきれます。)ネジみたいな柱を叩いて回してせり上げる床、仕掛けを操作……というより機械を ぶっ壊して壁に穴をあけて進む所等、機械塔というだけあって仕掛けも色々です。といっても、 目立つのはこれくらいなんですが。後2種類くらいがんばって欲しかったなあ。

しかし、ギミックが凝っている所為かどうか分かりませんが、このダンジョン凄く短いです。早ければ 多分1時間かからないです。他の所は1時間?1時間半はかかるのに……これはちょっとボリューム 少ないんじゃ……。

まあ、その事はとりあえず置いときましょう。ともかく、ここの機械塔を最上階まで上るとおなじみの ボス部屋、そしてそこにサンジェルマンがいます。なんでも、ゼアドの罠に引っかかって、この部屋で足止めを 食らっちゃったそうです。うーん、サンジェルマンってなんか凄く万能そうに見えるんだけど、それでも 罠に引っかかる事があるのねえ。でもって、彼が言うにはこの部屋の空間自体に結界が張られていて、その為に先に 進めなくなったとの事。

と、そこで彼は「空間自体に結界が張られて」いるのに、「ヘクターは普通に部屋に入って来た」事に 何か引っかかる物を感じたみたいです。ここは詳しく説明される訳ではないので、ただの推測でしか ないのですが、おそらく本来であれば、今この部屋は普通の人間であれば侵入不可能な状態になっちゃって いるんでしょう。

なのに、ヘクターは入って来た。この事にサンジェルマンはいたく興味を持ったようで。彼は、 この部屋が時の流れから切り離されている(で、良かったんだっけ?このゲーム、セリフをメモ 出来ないからなあ)がゆえに一部実力行使が可能とか言い出して、ヘクターに戦いを挑んできます。

という訳で、サンジェルマンと戦闘です。この人、最初の方は割と攻撃に当たってくれるんですよ。 なので、「あー、結構楽勝かも」なんて思ってたんですが、それは甘かった。ある程度時間が経つと 毒攻撃をした後、ヘクターの時間を進めて来て毒ダメージを高速で食らうよう仕掛けてくるわ、 かと思えばこっちの時間を止めて、こっちが動けないのを良い事にダメージ与えてくるわ、あげくの 果てにはサンジェルマンのHPが無くなって「やったー!!倒したー!!」と思った矢先に「時間よ 戻れ」とか言って自分の体力を50%回復してくるわ……。この時は、さすがにプチッと来ましたね。 (ちなみに、後で調べたらこの時間巻き戻しは魔法使いIDの時間停止で阻止出来た様です。気付いて いればもっと楽に戦えたのに……)「ふざけんな!!こっちは苦労してあんたの体力削ったのに!!」 って。まあ、これ使ってくるのは1回だけだったのは有難かったです。2回やられたら多分 勝てなかったわ。うん。

そしてこちらが戦闘に勝つと、サンジェルマンは「もう貴方がアイザックを追うのを止めるのはやめる」 といって来ます。この時彼が言う理由はちょっと分かり辛かったのですが、私が推測するには サンジェルマンは「自分が知ってる歴史」と何か違う流れになって来ているのを感じたのかなと 思うんです。それならば、自分はもういちいち口出しするのはやめて、いっそ運命を流れに任せて みよう……と考えたのではないか?と言う事なのかなと。ま、推測なんでこれは何とも言えませんが。

ヘクターが自分に買ったご褒美か、ただの気まぐれかは分かりませんが、彼は立ち去るに 自分の正体を少しだけ話してくれます。なんでも「あえていうなら、旅人」だとか。ただ、 目的とかは全く話してくれませんでしたが。まあ、これ以上は話す事は出来ないとの事だし、 今言った旅人というのも、自分の話せるギリギリのラインなんでしょう。ヘクターも サンジェルマンの事情を察してか、これ以上は聞こうとしませんでした。

最後に、サンジェルマンはヘクターに「自分の信じた道を進め」とアドバイスして消えてしまいます。 って、これでサンジェルマンがヘクターに関わる事はもう無いのかな?うーん、だとしたらちょっと 寂しい。闇の呪印の中でも好きなキャラだからなあ。

そうそう、実はもう1つ、サンジェルマンに「ゼアドに宜しく言っといてくれ」とも言われました。 もう関わらないと決めた以上、ゼアドに会う事もないだろうから代わりに言っといてという事でしょう。

さて、サンジェルマンとの戦いが終わった後先に進むと、今度は悪魔タイプのIDを入手出来ます。 コイツは、自分とヘクターを魔法陣を使って床の隙間等をすり抜けられるように出来る能力を持って います。これで、大分行動範囲が広がるってもんです。まあ、強力な能力なだけあってハートの消費も 結構凄いんですが。使うタイミングはちょっと考えないといけないかも。

って事で、次のマップにさっさと進もうぜー。って思いながら機械塔の中を邁進してたのですが、 マップ踏破率100%になっても一向に次のマップへの道が見つからないんです。「ええ?どういう事? 見落としあったかな?」と、思いながら色々廻ってみたのですがやっぱり見つからない。時間さえあれば もっと色々探しまわったりしても良かったのですが、そうも行かないという事で、癪ではあったのですが しかたなく攻略サイトに頼る事にしました。そこをみると、「機械塔の次のマップへの入り口は、 コルドバの町の転送装置のある部屋の近くにある壁の隙間」との事。

……なんかなあ。こういうのってそりゃ確かにもう一回そこに行けば分かるんだろうけど……。でもなんか釈然としない物が。 ……マップ設定した人はまさかこれが難易度調整だなんて思ってないよね?とは言っても、普段なら「えー? 機械塔の中に次のマップへの入り口無いの?もー、めんどくさいなあ」とぼやきつつもそれ以上は特に 何も思う事なく次のマップに進むんですが、今回はねえ。今までが嫌になる位単調だったから不満も 6割増って感じになっちゃって……。