悪魔城ドラキュラ 闇の呪印感想no.11(改訂版)

さて、呪いに支配されかけてアイザックを感情の赴くままに殺しそうになったヘクターですが、すんでの 所で我に返りそれを止めました。さて、これからどうする?と思ってたら、なぜかいきなりゼアドが出て来ました。

……え?なんでゼアドが?と思ってると彼は事の真相を話しだします。彼の話によると、 ドラキュラを復活させる為の器には悪魔精錬士が最適である事、それには、アイザックよりヘクターの方が より良い"素材"であるという事、しかし、ヘクターは呪いに支配されなかった為器としては不適格になってしまった事……。

ここまで話されて、ヘクターはやっと今回の黒幕がゼアドである事を悟ります。って、気付くの遅いよ! まあ、ヘクターもゼアドが怪しい事は分かってたんでしょうが、まさか黒幕とは思ってなかったと言う事 でしょう。そしてゼアドは「呪いに支配はされなかったが、アイザックを生かしたままにしてくれたのは 感謝する」とか言いながら、何処からとも無く出した棺に意識を失ったアイザックを納め、どこかへと転送してしまいます。 そして、サンジェルマンの時と同じように袖の中から武器を出します。「ああ、またあの剣か」と 思ったら、いきなりそれは変形して大鎌になりました。それを見たヘクターは、彼がドラキュラの側近の 死神である事を悟ります。

しかし、ここのシーンの剣と思ってた武器が大鎌に変形するのはよかったなあ。こういう、武器とか ロボットといった無機質な物が変形するのって大好きなんです。

と言う訳で死神と戦闘になります。ちなみに連戦。なので最初は「ギャ!キツいよ!!」と感じたの ですが、心配は無用でした。なんでって、今回の死神様激ヨワですもの。ビックリする位。だって、攻撃 方法が突っ立って鎌振るか、小鎌飛ばすか、広範囲爆発(それも端っこにいけば避けられる)くらいしか してこないんですよ。つか、死神って本気出して戦えばもっと強いはずなのに。

と言う訳で、ここはさくっと倒して先に進みます。倒した後は特にイベントもないし。

死神を倒し、その先にある玉座の間にいくとゼアドが転送したアイザック入りの棺が浮いてます。が、 それはいきなり爆発し、中からはドラキュラが。ああ、とうとう復活しちゃいましたか……。つか、 寝てて良いよパパさん……。この時、ドラキュラはヘクターに「何故裏切った」と聞いてきます。 それに対してヘクターは「人間に対して憎悪をむき出しにした貴方が許せなかった」と答えます。 うん、凄く真っ当な意見。つか、ここまで来てもドラキュラの事「貴方」って呼ぶのね……。もう、部下じゃないのに……。 しかし、ドラキュラはそれに対して「人間は存在するに値しない存在」と断言します。これにヘクターも 「それは貴方が決める事じゃない」と反論するのですが、聞く耳持ちません。それどころか「3年前に 裏切った代償を(死をもって)償ってもらう」とか言って来るし。まあ、ここで改心しちゃったら後の シモン達の戦いは無くなっちゃうんだから説得なんて出来っこ無いって判ってたんですが。 そして、このイベントが終わるといよいよ戦闘になります。

このドラキュラ、第一段階でも動きが非常に素早くちょっと厄介です。が、魔法使いタイプのID ティンクルロッドのトゥインクルスターを使えば瞬殺出来ます。めちゃくちゃラクチン。ヘクターは何も する必要ありません。ドラキュラの攻撃を受けない様気を付けながら、ティンクルロッドに指示してれば OK。……仮にも、ラスボスの第一段階がこんな弱くて良いんでしょうか?

そして、第一段階のドラキュラを倒すと第2段階の真・ドラキュラになります。 第2段階は攻撃力も高いですが、厄介なのはHPと防御力の高さです。突剣系やナックル系の武器では絶対 苦戦します。しかし、当たり判定がかなりデカイ(しかも攻撃当て易い)ので、ここは斧系等の攻撃の出は 遅いけど、攻撃力はでかい物に切り替えるのが吉。ちなみに、この時はティンクルロッドのトゥインクル スターは効きません。というのも、真・ドラキュラの下に地面が無いので、落ちて来た星がそのまま 無くなってしまうからです。ここは、他の特殊技を使ってもらうか他のIDに交代してもらいましょう。

ちなみに、真・ドラキュラにはあまり特殊系の技は効かない印象を受けたので、格闘タイプが一番 良いかもしれません。後は、HPに気をつけながら戦って行けば勝てると思います。

こうして、真・ドラキュラも倒すとドラキュラは「復活は完全ではなかったか。だが、呪いは残るぞ」と 言ってきます。しかし、ヘクターは「自分は悪魔精錬士。呪いの魔力は俺が他の物にしてやるから安心して 滅びろ」とドラキュラに言い返します。それを聞いてドラキュラはうめき声を上げながら滅び、その跡 からは器として使われたアイザックが。しかし、思いっきり白目向いちゃってるのでもう死んでる可能性が高いです。 やっぱり、器とされてしまうと肉体はダメになっちゃうのでしょうか。しかし、感傷に浸ってる暇はありません。 呪いを有害な物から無害な物へと変える為に、ヘクターは「最後の」悪魔精錬を始めます。この時のシーンは最初に 妖精を精錬したときよりも、もっとしっかりとした印象を受けました。というか、あの時のヘクターでは、 今ここにある魔力はどうにも出来なかったでしょう。しかし、この魔力は今のヘクターのとってもかなり負担が大きいもの だったらしく、精錬にはかなり苦労します。それでもなんとか精錬し、魔力を無害な物に変えると、今度は城が崩壊 しだします。……が、ヘクターは城から脱出しようとしません。もう、城から抜け出す体力も気力も 無くなってしまったのでしょう。「このまま城と共に滅びるのも悪く無い」と呟きます。

と、その時ジュリアがあらわれます。驚くヘクター。つか、私もビックリしました。何でこんな所に?と 聞くと、「あなたが馬鹿な事をしないよう迎えに来た」と答えます。そして、なんだかんだで (すみません……ここのシーンよく覚えてないです。アイザックの事とか、話してたはずなんですが) ヘクターとジュリアは転送魔法を使って城から抜け出す事に。しかし、ジュリアが転送出来るのは2人が 限界なのか、アイザックは城に残して行く事に。うーん、ここはなんとか頑張ってアイザックも外に出して やった方が……とも思ったのですが、外で埋葬されるよりも彼の敬愛したドラキュラの城と共に眠る方が 幸せだろう……と、ジュリアは考えたのかもしれません。